#5 童謡に動揺しない
今日は童謡が持つ、すんごい力とそれを感じるまでの道のりについめまとめてみます。
▪玄関を開けるとそこは異世界でした
それは、子どもが誕生し、実家から妻子ともに戻った(距離は新幹線で数時間かかるくらい離れています)直後のことでした。
妻子ともに新天地になじめず、私が仕事から帰ると、「童謡(CDかけ流し)と子どもの泣き声と妻の疲弊した顔にあふれた異世界」が広がっていました。私もまだまだ未熟者なもので、「仕事から帰ってきて、これか……」という気持ちもありながら、何より思ったのは「家で童謡が流れているという違和感」でした。
そして、妻も歌っている。
挙句の果てに、妻からの「歌いかけると落ち着くから」というアドバイス。
歌う…?僕が…?
「ぐぬわあああああああああああーーーー!!(恥ずかしさ、新しいことへの怖さ等、いろんなものを混ぜた何とも言い難い感情)」
↑心の中ではこんな感じでした。
▪動揺から「童謡SUGEEE!」まで
とにかく恥ずかしさが最初はあったのですが、よくよく考えてみると「童謡を歌って恥ずかしくなるような気を遣う相手と私は結婚したのか?」ということと、何より「子ども泣き続けるし、いっちょやってみっかあ…!」という気持ちが上回り、恐る恐るモゴモゴしながら歌ってみました。
すると…
「み…見てる…!いや、聴いている!」
凄い…!凄いよ!童謡!ここから童謡の持つ魅力に取り憑かれました。私が思う魅力を幾つかまとめます。
①リズムも歌詞もシンプル
シンプルだからこそ、子どもは安心するのだなあと歌っていて思いますし、歌詞を聴いて思い出して、喜んだりします。
それと、シンプルだからこそアレンジできます。子どもは緊張と緩和を意図的にすると結構笑ってくれます。決めどころの前に溜めたりすると、ゲラゲラ笑ってくれます。
シンプルだからこそ、素人でもライブ的なアレンジがしやすいなあと思います。
②泣き止まないで困った時の必殺技
色んな歌を歌っていると「お気に入りの歌」が出始めます。このような歌をお風呂や寝る前等グズグズした時に歌うことによって子どもが平静を取り戻します。
夫は「おっぱい」という究極奥義を持たない以上、童謡という必殺技を覚えて損はありません。
③声を覚えてくれる
これが1番です。妻と比較すると、どうしても子どもといる時間が少なくなり始めますが、歌いかけるということは話しかけるということでもあるので、子どもからしたら、
「何か、このオッサンの声ばっかり最近聴いてるなあ…」
という感情が生まれ、それが安心感をうみます。すると、凄い子どもが僕に笑ってくれるようになる!これが最高です!
是非とも童謡に動揺しない人生をオススメ致します。