イクメンなんてどこにもいない。

長男2歳。教育業界勤務。育休中ですが、イクメンなんてただの幻想です。

#3 誰も言わないなら代わりに言ってやろう。子ども誕生以降は「自由時間圧縮世界」なのである。

自分の子どもについてはほぼ全員が「可愛いよ」といい、それと一緒に「けど、結婚は地獄」というセリフがついて回ってくるという話は色んなところでききます。

 

しかし、何故か「子育ては地獄」という話はききません。恐らく子どもの話題は話題はクリーンでなくてはいけない、という風潮があるからかもしれません。

 

本日皆さんに(特にまだ子どもはこれから、という旦那さん)お伝えしたいのは、「育児は地獄。しかし妻はもっと地獄」ということです。

 

▪圧倒的自由時間減少への考察

 まずこれはなぜみんな言わないのか。

「子どもが産まれることで、夫の自由時間の70%は減少し、そして妻の99.9%自由時間が減少する」個人差はありますが、これが真理です。

 

産後クライシス、産後の夫への愛情減少等、産後の夫婦間のトラブルはこの自由時間圧縮現象の歪みから生じるのだと感じます。

 

そしてお互いの自由時間圧縮を「物理的に」カバーする(≒家事育児を完全に二分する)ということはほぼ不可能に近いです。なぜなら、妻の方(現在育休中)が子どもといる時間が長く、子どもがいる分そこに消費される時間が長くなってしまうことは必然だからです。

 

しかし、だからといって「しょうがない」ですましたりすることも避けたい…。そこで少し考え方を変えてみました。

 

▪まずは「見ている」という安心感

99.9%自由時間が圧縮された妻のために色々手伝おうと自分で動いたり、妻に「何か一緒にやろうか?」ときいたこともありました。

 

しかし、全部ダメでした…。逆に妻の描くスケジュールを乱しているような結果となりました。

 

そこで今度は子どものそばにずっといること(遊んだりもしますが基本的はそばにいて子どもの近くでニコニコしているだけ)にしました。すると妻から衝撃的な一言があったのです。

 

「ああ~なんか、子どものそばにいてくれるだけで安心するわ~!」

 

え?!これだけで良かったの!?

と本気で思いましたが、どうやら妻は自由時間をそのまま取り戻したいわけではなく、ずっと子どもを守らなければいけないというプレッシャーから解放されたい、ということに気づいたのです。

 

そうなると、平日も早く帰って子どもと一緒にいよう、という発想に繋がります。「早く帰って家事をしよう」と思っていた自分から少し考え方が変わって楽になりました。